篆書体(てんしょたい)の印鑑

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「篆書体」この文字を初めて知ったのは、比較的最近のことでした。もちろんこの文字を何と読むのかさえ、皆目見当もつきませんでした。これで「てんしょたい」と読むのですよ。読めないからネットで検索するにもひと苦労でした…。

それを私が知ったのは、知り合いで「篆刻(てんこく)」をやり始めたという友人から「あなたの名前で試しに作ってみたから…」と言われて3つの印を貰ったことからでした。なんでもその友達の話すところによれば、数ヶ月前から篆刻を習い始めて今は「とにかく彫りたくてほりたくてたまらない」のだそうです。

でもその修練の結果、なんとか格好のついた、見られるモノはできるようになったのはいいんだけど、連日連夜の石を彫る作業の結果右手が腱鞘炎になってしまってタイヘンで、今は近くの鍼灸院に毎日通ってるんだと、苦笑いしてましたっけ…。た~ぃへんそう!篆刻とはよく掛け軸とか、書画で見たことのある落款(らっかん、と読みます。これも難しいですね)で署名とかの後ろに押されている朱色のアレです。なんか何とも言えないマカ不思議な書体で、ウネウネしているというか、子供がいたずらに書いた判読不明の落書きというか、ヘタッピな絵というか、何とも言えない(少なくとも文字とは思えない)ものですよね。でもじっくり見ると“なんとも味がある”書体に感じてくるから、そこもまたとても不思議です。不思議がいっぱい重なってできている篆書体の印鑑、それはまさに「不思議ちゃんNo.1の印鑑」なのです!

子供にはわからない、大人になったらば絶対に1個は持ちたい、そして活用したいものの一つが「篆書体の印鑑」。いうならば大人のたしなみ、というか、押しただけで「あぁ日本人に生まれて来て良かった。」と思うくらいの、大人のマストアイテムなんです!たとえばそれは友達への手紙の最後に押したり、自分の買った蔵書印の代わりにしたっていいんです。この印が押されているだけで、ググ~ンと格と言うか、信頼度というか、全体の価値が上がること請け合いなのです。

手紙の最後に…と書きましたが、いまどき手紙を書くなんて人も少なくなっていることは、重々承知の上なんですからね。いまどき出す手紙だから、受け取ったほうも何だろうと不思議に思う、そして封を開けてみてあっと驚く、手書きで書かれているからその真心がヒシヒシと伝わる、とこんなふうに手紙の効用には計り知れないものがたくさんあるのです…。そうしてその感動のエピローグを完璧に仕上げてくれるのが篆書体で彫られたハンコなのですよ。

とってもモダンにして斬新で、それでいてレトロな風格・高い格調も持っていて、芸術的に言ってもいわばカリグラフィの世界にまで達しているものなのですから、見た目もスゴい! こんな話もなんですが、仮に手紙に書かれている内容が中身のウス~イものだったとしても、それを十二分にカバーしておつりが来るほどにしてくれます。

もちろん篆刻の印章だったらベリーベストなんですが、篆刻を時間とお金をかけて習って、彫る材料や道具を揃えて彫って…という手間ひまはものすごく面倒でお金もそこそこにかかることなので、お手軽にその格調と心意気(マインドですね)だけは分って欲しい、相手に伝えたいと思っている方は、やはりハンコ屋さんに頼んで「篆書体のハンコ」を作ってみることをおススメします。ヘタクソな自分が一生懸命彫ったアラさが見えるという、あの味わい? にだけはちょっと欠けますが、かなり高い評価を受けること間違いなし!!



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